2020年09月20日
大阪大学名誉教授 中村仁信
- 抗酸化作用
多くの病気、癌、老化の原因となる活性酸素の害を防ぐ。
過酸化脂肪を減らす。
動脈硬化予防。癌予防。アンチエイジング。 - 抗炎症作用
どくだみのクエルシトリンには消炎作用があり、胃炎・胃潰瘍、膀胱炎(利尿作用と両方で)に効果。
炎症は動脈硬化、老化を憎悪させるので、動脈硬化、老化を予防。
呼吸器系の炎症に効果があるので、しつこい咳に有効。 - 抗糖化作用
αアミラーゼ阻害活性があり、血糖値上昇を抑制し、糖尿病を改善する。
糖とタンパク質が加熱されてできる AGE(終末糖化産物)の生成を減らす。 - 利尿・降圧作用
どくだみのカリウム塩が過剰なナトリウムを排出するので、高血圧を改善する。またクエルシトリンにはアンテオテンシン変換酵素(AGE) 阻害活性(降圧作用)がある。 - 抗肥満作用
高血圧を正常化し、心臓病を予防、新陳代謝を促進する。どくだみハニー(酒)を飲用した60代男性高齢者が元気過ぎて困ったとの逸話も。 - 抗アンドロゲン(男性ホルモン)作用
便を軟らかくし、緩下剤として働く。有害物質を排除し、腸内環境を改善する。 - 抗菌作用
中性脂肪が腸管から吸収されるのを抑制し、中性脂肪が脂肪細胞に蓄積するのを抑制するので、肥満防止、メタボリック症候群を予防・改善する。 - 毛細血管強化・血流促進作用
クエルシトリンが5gリダクターゼの働きを抑え、デストステロンからデヒドロテストステロン(DHT) への変換を阻害、前立腺細胞の増殖を抑える。脱毛も防ぐ? - 整腸(緩下)作用
水虫、タムシなどのほか、ニキビ、アトピー性皮膚炎にも良い。